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このように、ヨハネ1〜11章で霊のイエスが時間を超越してあらゆる時代に存在することが霊的に見えるように読者がなるなら、その読者はヨハネ13章以降で「愛弟子」としてイエスのすぐそばの特等席で十字架を霊的に目撃し、その霊的な体験を次世代の「愛弟子」たちに継承して行くことになります。
国際テロ組織が勢力を拡大して混迷の度を深めている世界、そして再び戦争ができる国になろうとしている日本の中にあって私たちが「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)というイエスの教えを守ることができるよう、紀元30年頃の肉のイエスだけではなく、あらゆる時代にいる霊のイエスについての理解を私たちは深めていかなければならないと思います。そして戦災による廃墟の前で憤り、涙を流したイエスの思いを霊的に共有して、私たちもまたこの霊的な体験を次世代に継承して行きたいと思います。(続く)